駐車違反の点数と罰金

車両の駐車違反に関する罰則の適応については、駐車時間等によって幾つかの類型に別れる事となります。当然、該当する内容によって違反点数・反則金・罰金の扱いも大きく変わって来ます。

まず短時間の駐車禁止場所での違反については、駐停車違反・放置駐車違反のどちらかの罰則が適用される事となります。概ね5分を超えて車から離れている事が確認出来る場合には放置駐車違反が適用され、殆どのケースが該当する事となります。

違反点数と罰金ですが、駐停車違反は1点で反則金10000円(大型車は12000円)・放置駐車違反は2点で反則金15000円(大型車は21000円)が適用されます。

違反場所が駐停車禁止場所であった場合についてはより罰則が重くなり、違反点数に更に1点が付加される事となります。伴って反則金も引き上げられ、駐停車違反12000円(大型車15000円)・放置駐車違反18000円(大型車25000円)が適用される事となります。

一方、昼間12時間以上・夜間8時間以上という長時間の駐車違反が確認された場合については、車庫法違反という別の法律の適用を以ってその処理が為されます。これは正規の車庫で無い限り、禁止場所で無くともその適用対象となります。

車庫法違反適用の場合には反則金制度の対象とならない為、反則金では無く刑事罰としての罰金の対象となります。その額は20万円以下と重い上に、所謂赤キップの対象となるので基本的に出頭が求められます。前科として扱われる事となる為、より注意して慎むべき行為となります。